家紋のブログ

家紋あれこれ

会社勤務の頃、業務上どうしても家紋を覚える必要がありました。
現役を離れて数年が経ち、ウォーキング中にふと見上げた蔵の家紋に昔の記憶が甦りました。
お寺や神社、旧家の蔵、商店の看板やのれん、お墓など見て歩いています。
学術的な難しい事は解りません。あくまでも見て楽しむ。
珍しい家紋に出あった時の嬉しさ、そんな価値観を共有出来る方がいれば嬉しく思います。

家紋見て歩きのブログ記事

家紋見て歩き(ムラゴンブログ全体)
  • 家紋見て歩き(瓦紋)

    どの鬼が怖いと思いますか。 睨みを利かせる。とよく言います。 屋根の四方に睨みを利かせて、邪気を追い払う。 鬼は良くも悪くも、昔から大切にされている日本の伝統文化です。 今年一年の邪気を払う。の願いを込めてここに掲載しました。 お近くのお寺や神社の屋根をよく見て下さい。 鬼が睨みを利かせているのを... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(のれん)

    前回に続いて暖簾のお話です。前回はTVドラマの架空の暖簾でしたので、実際に見たものではありませんでしたが、今回は街で見た実際のものです。 暖簾は商家の軒先にあり、個人の家で玄関に暖簾を出している方はいませんよね。 商人ですから、無地の暖簾は殆んど見ません。何かしら意匠されています。 上図の暖簾も其... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き家紋(瓦紋)

    今回もとある城下町で見た瓦紋です。 「山形に吉の字」紋で揃えてみました。どれも屋号紋です。 この様に屋号紋は文字を意匠するのが多く、人名や店名の一文字を使っています。 この他にも、吉の字の屋号紋はまだ多くありますがまたの機会にします。 左二つが棟瓦で右二つが軒先瓦です。 軒先瓦の場合は右端の紋の様... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(瓦紋・壁紋)

    とある城下町で見つけた、不思議な家紋です。 四つの家紋に共通しているのは、丸がある事です。 この様な紋は家紋資料には無く、どれも独自紋です。ですので紋名については特定なものは無く、家主側で独自の言いかたをしていたり、決まった紋名は存在しなかったりで、 今回はあえて紋名は記載しませんでした。 私なり... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(瓦紋)

    今回も、とある日本の城下町で見た、瓦に意匠されている屋号紋です。 この城下町では、この「田の字」紋がとても多いのです。まだまだ他にもあるんです。 平野で川が多くあり水の利が良く、昔から稲作が盛んな地域だからですかね。 商いの種類や屋号の名とは関係なく、田の字が意匠されているのは五穀豊穣の願いからか... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き家紋(瓦紋)

    日本のとある城下町で見た瓦紋です。 どの様な経緯でこの家紋になったのか、この家紋の意味するところは何なのか、などの文化的歴史的背景はここでは省略します。 家紋としての造形的な面白さや意匠的な特徴について書きます。 先ずこの様な瓦紋を撮影をするのは、近くで水平に正面から撮る事は殆んど不可能です。 二... 続きをみる

  • 家紋見て歩き(蔵)

    蔵に意匠されている字紋です。 ここに掲載したのはその一部ですが、変化に富んでいて楽しいですね。 資料を整理してみて始めて気がつきまして、そしてこの語呂合わせにしてみました。 字紋は其々が独自の意匠を施していますので、家紋資料にはありません。 なので家紋図は省略しました。 変化に富んでいるのは紋だけ... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(蔵)

    私の住んでいる首都圏では、この様な立派な蔵を持っている農家は、減る事はあっても増える事はありません。高齢化や後継者不足は何処にでもある問題です。 ある日、今まであった大きな農家が、更地になり宅地分譲地になっていた。なんて事は枚挙にいとまがありません。 こうして誰にも気にされずに、日本の文化が一つま... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(神社紋)

    この稲荷神社は見てご覧のとうり、地方都市の小さな小さなお稲荷さんです。 しかし屋根飾りを見て下さい。これぞお稲荷様ですね。 京都の伏見稲荷大社に負けない程の存在感を私は感じました。 造り手の暖かさが伝わって来るオンリーワンのお稲荷さんです。 各地を見て歩きながら、この様な出会い発見があるのが一番の... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(神社紋)

    今回は「巴」紋を取り上げましたが、始めにお断りしておきます。 この「巴」紋ですが、この意匠の由来は文献によると諸説あり、特定出来ません。 丸い方を頭細い方を尾という言い方も、特定の説に基づいた事でありここでは表現しません。 また向きについてですが、これも文献により左右両説あり、ここでは細くなる方の... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(神社紋)

    ここに掲載したお四社のお稲荷さんは、日本中の何処の地域にもある小さなお稲荷さんです。地域の人に守られ大切にされ、その存在は地元の人以外はあまり知られていません。 稲荷神社は京都の伏見稲荷大社を総本宮とし、全国に3万から4万ぐらいあります。それと屋敷神という個人の敷地内や会社の敷地内ビルの屋上など、... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(社紋)

    「八咫鴉」やたからす。神武天皇を大和國へ導いたとされる「導きの神」として熊野三山を始め各地の熊野神社で社紋に使われています。 そして大きな特徴は足が三本ある事です。八咫とは物の尺度で大きい事を表します。 室町時代に紀州熊野より分祀された歴史の川越熊野神社も、八咫鴉が社紋です。 熊野本宮大社の八咫鴉... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き家紋(寺紋)

    もうすぐお正月ですね。 お正月といえば初詣に行かれる方も多いかと思いますが、関東に住んでいる方(私も含めて)なら殆んどの人が知っている、初詣でも有名なお寺を取り上げてみました。 三寺に共通しているのが、真言宗智山派でどこも大本山格ということです。 では同じ格ならどこが上なのかという事ですが、この三... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(本丸御殿)

    川越城本丸御殿です。川越城の一部ですが、いわゆるお城のイメージではないです。 平城ですから遠くからは見えませんし、近くに行ってもこれがお城という感じです。 どちらかというと、お寺の本堂のような感じです。 内部も装飾的な物は一切なく、他の観光地のお城とはだいぶ違います。 その中で、私の目を引いたのは... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(瓦紋)

    日常生活の中で空を見上げる事はあっても、屋根を繫々と見上げる事はありませんね。 そんな屋根の瓦に注目して見ました。 上の写真の様な瓦は、一般住宅では瓦屋根は少なくなり、瓦に意匠を施すような事は殆んど見かけません。 見かけるのは、お寺・神社・商家などです。今回はその商家の瓦についてです。 商家の瓦の... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(四半旗)

    前回に続き甲冑兜の展示会で飾ってあった四半旗についてお話しします。 ご存じのように、戦国時代は武士が背に着けて百花繚乱でした。 これは相討ちを防ぐのも大きな役目ですが、遺体の識別も大切な役目だったのです。 何千何万の軍勢では、戸籍も無い時代に何処の誰かなんて判らないですよね。 家紋の話に戻しましょ... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き(兜)

    散策中に偶然に出会った甲冑兜の屋外展示の兜の飾りについてお話します。 戦国絵巻に出てくるような、有名な武将の兜ではありませんが、坂東武士の心意気が伝わる兜の飾りです。 御幣ですが、これは神社や神棚などに飾ってあるのを見ると思います。 これは神様への捧げもの意味です。その昔は貴重な麻や絹の布を使って... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    わらべ唄「通りゃんせ」の天神様です。 道は狭くはないですし、誰でも自由に行くことは出来ます。(笑) 江戸幕府の時代は幕府直営社なので、一般の人は参拝は出来なかったそうです。 そこで外宮を造り、誰でも参拝出来るようにしたのですが、そこは城内なので道が狭まく警護も厳しくて、この唄が生まれたようです。 ... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    1400年の歴史のある川越市の氷川神社です。 日本一の木製鳥居と縁結びの神様で有名です。 神社紋に『雲菱』と会館には『二つ雲巴』と、個人家では殆んど使う事はない珍しい家紋です。 この様な自然の現象を紋とするのは、神社信仰には自然が大きく影響しているからでしょうね。 駐車場に風車が多数飾ってあったの... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    昨日のニュースで所沢市市制70年記念に、所沢駅前に造ったトトロのモニュメントの 除幕式の様子が放送されました。 蔵にはその家の家紋が意匠されているのは、前にも紹介しました。 家紋には、こうじゃなければいけないなどの決まりはありませんので、 これもクロスケ家の家紋ということになりますね。 系列に分け... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    お祭りに提灯は付き物です。形も色々ありますね。 電気の無い時代は懐中電灯替りで、時代劇によく出てきますね。 辻斬りが提灯をばっさりと切って、燃え上がる。中は蝋燭ですからね。 今はLED電球。切られても燃える事はありませんね。 さて、その提灯に描いてある家紋についてです。 「丸に陰三つ葵」 江戸城の... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    お祭りはいいですね。楽しいですね。家紋が溢れています。そして人も溢れています。 しかし、今年は大きなお祭りも地域の町内会の盆踊りも、みんな中止ですね。 これは、去年の小江戸川越祭りで撮ったものです。 二つの町会の山車と、町会詰所の水引幕です。 山車、提灯、水引幕と、色々な趣向を凝らした意匠の紋や字... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    今日は市中ではなかなか見かけない、少数派の家紋を紹介します。 ☆瓶子。これは神棚へお神酒を入れてお供えする、白い徳利のような器の事です。  戦国時代劇などで、武将達が酒を酌み交わす場面によく出て来ますね。  それに飾りを着けて、意匠化したものです。 ☆亀甲。字のとうりに亀の甲羅を六角に意匠したもの... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    のれんの家紋で、どれも家紋の中では代表的な紋です。 白地ののれんには色付け紋、黒地ののれんには色抜き紋とおしゃれですね。 見て歩くのが楽しいです。 ☆片喰は誰でもが知っている、何処にでも咲いている、三つ葉のクローバーです。 繫殖力が旺盛なので、子孫繁栄を願って用いられる事が多いようです。 それに剣... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    白壁に鶴が綺麗に描かれていますね。 資料とは少し違うようですが、細かい事は気にしない。 学者ではありませんから、見て良ければそれで良いのです。 鶴と言っても多々ありまして、それぞれ微妙に違います。 一目見ただけでは、区別はつきません。 家に帰って資料を調べるのも、また楽しい時間です。 上四つは家名... 続きをみる

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  • 家紋見て歩き

    蔵に描いてある家紋です。白壁に映え綺麗に仕上がっています。 紋としては特に珍しくはありませんが、誇らしげに見えました。 柏の葉は冬でも落ちない。切れずに代を繫ぐと、縁起として武家旧家などで 多く使われています。 家紋について解らない事、知りたい事などありましたらお寄せ下さい。 但し私は専門家ではあ... 続きをみる

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