家紋見て歩き家紋(寺紋)
もうすぐお正月ですね。
お正月といえば初詣に行かれる方も多いかと思いますが、関東に住んでいる方(私も含めて)なら殆んどの人が知っている、初詣でも有名なお寺を取り上げてみました。
三寺に共通しているのが、真言宗智山派でどこも大本山格ということです。
では同じ格ならどこが上なのかという事ですが、この三寺の上に京都の総本山智積院があります。真言宗智山派の宗紋は「桔梗」でこれは同じ宗派なら全国共通です。
それにお寺其々の寺紋があります。
三寺とも植物紋ですが、川崎大師は一般的な「三つ柏」です。
成田山と高尾山は自寺だけの紋です。これを独占紋といい、武家にも多く見られます。
前回に紹介した安芸浅野家の「浅野鷹の羽」などもその例です。
成田山の「牡丹紋」は陰紋に近い意匠ですね。真宗大谷派の東本願寺も意匠は違いますが「牡丹紋」です。有力大名などで数多く使われている紋です。
牡丹の花が持っている力ですかね。下図が「東本願寺牡丹」です。
高尾山はもみじの名所でもありますので、その辺りが起因ですかね。
家紋では紅葉の言葉は使わずに「楓」です。
葉の先を合わせる図を頭合せといいます。高尾山らしい風流な意匠ですね。
ちなみに資料では「丸に頭合せ三つ楓」は下記の意匠になります。
何処へ初詣に行くにしても、この様ところも見て下さい。
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