家紋のブログ

家紋あれこれ

会社勤務の頃、業務上どうしても家紋を覚える必要がありました。
現役を離れて数年が経ち、ウォーキング中にふと見上げた蔵の家紋に昔の記憶が甦りました。
お寺や神社、旧家の蔵、商店の看板やのれん、お墓など見て歩いています。
学術的な難しい事は解りません。あくまでも見て楽しむ。
珍しい家紋に出あった時の嬉しさ、そんな価値観を共有出来る方がいれば嬉しく思います。

家紋で遊ぶ(薄)

季節は少し過ぎてしまいましたが、秋を彩る薄で遊んでみました。
今回は上手にいきませんでした。薄は穂が大きく強いので、なかなか曲がってくれません。
あくまでも遊びなので、笑って見て下さい。
珍しい「薄」紋がある事を知っている人は、家紋に詳しい人ぐらいです。
仙台藩伊達家では替紋に使っていたそうです。下図「雪輪に薄に露」。

江戸時代には、中秋の名月の頃に月見の添え物として、ススキを売って歩く薄売りという商売人が居たそうです。なんとも粋な商売ですね。
そんな薄は、昔から蒔絵、陶器、衣裳などに意匠されていました。
「立ち薄に三日月」詠に出て来そうですね。