家紋のブログ

家紋あれこれ

会社勤務の頃、業務上どうしても家紋を覚える必要がありました。
現役を離れて数年が経ち、ウォーキング中にふと見上げた蔵の家紋に昔の記憶が甦りました。
お寺や神社、旧家の蔵、商店の看板やのれん、お墓など見て歩いています。
学術的な難しい事は解りません。あくまでも見て楽しむ。
珍しい家紋に出あった時の嬉しさ、そんな価値観を共有出来る方がいれば嬉しく思います。

家紋見て歩き(神社紋)

この稲荷神社は見てご覧のとうり、地方都市の小さな小さなお稲荷さんです。
しかし屋根飾りを見て下さい。これぞお稲荷様ですね。
京都の伏見稲荷大社に負けない程の存在感を私は感じました。
造り手の暖かさが伝わって来るオンリーワンのお稲荷さんです。
各地を見て歩きながら、この様な出会い発見があるのが一番の喜びです。


家紋ですが、図の様な意匠の家紋はありません。稲紋はありますが狐は家紋資料にはありません。そこでフリー素材を利用して私が意匠しました。下手で笑って下さい。
稲荷神社にある石像の狐が銜えている巻物を、ここでも銜えています。
この巻物はお経を書いた経典だという説があります。神様より徳や知恵を狐が授かったという事のようです。
神様に祈り願い事をするのに、対象となる神社の物理的な大きさと比例する訳ではありませんからね。