家紋のブログ

家紋あれこれ

会社勤務の頃、業務上どうしても家紋を覚える必要がありました。
現役を離れて数年が経ち、ウォーキング中にふと見上げた蔵の家紋に昔の記憶が甦りました。
お寺や神社、旧家の蔵、商店の看板やのれん、お墓など見て歩いています。
学術的な難しい事は解りません。あくまでも見て楽しむ。
珍しい家紋に出あった時の嬉しさ、そんな価値観を共有出来る方がいれば嬉しく思います。

家紋で遊ぶのブログ記事

家紋で遊ぶ(ムラゴンブログ全体)
  • 家紋で遊ぶ(俳句)

          今の季節に合わせて家紋に俳句を添えました。 この家紋は「朧梅輪」紋と「古木梅」紋を合せた創作家紋です。

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(薄)

    季節は少し過ぎてしまいましたが、秋を彩る薄で遊んでみました。 今回は上手にいきませんでした。薄は穂が大きく強いので、なかなか曲がってくれません。 あくまでも遊びなので、笑って見て下さい。 珍しい「薄」紋がある事を知っている人は、家紋に詳しい人ぐらいです。 仙台藩伊達家では替紋に使っていたそうです。... 続きをみる

  • 家紋で遊ぶ(桔梗)

    花桔梗で揃えました。 花の下に細工をして上向きなる様にして撮影しました。 星八曜はホームセンターで売っている、丸く切り抜いたフェルト地です。 色々なサイズがありますので、撮影対象によって大きさを変えています。 桔梗は英語では「Bellfower」ベルフラワーと訳されています。Family Cres... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(藤)

    万葉集などでは藤の花を「藤波」と詠むそうです。 家紋としては「下り藤」が先に意匠され、「上り藤」が後のようです。 十大家紋の一つですが、では下りと上りではどちらが多いのか。 下りの方が多いようですが、はっきりとした統計もありませんので、今の所は解りません。 大久保忠世・安藤信正・伊藤博文、等の有名... 続きをみる

    nice! 3
  • 家紋で遊ぶ(源氏香)

    あなたが心を開いて雲居の雁のことを思ってくれるのなら 私もあなたを頼りにしましょう 源氏39歳の春。庭の藤が見事に咲き揃ったのを受けて内大臣は宴を催すことにした。 桜が終わると次に出て来る、花の便りは藤ですね。日本各地の藤棚がニュースで流れます。 源氏が見た庭の藤は、樹のままか棚にしたものかどちら... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(八重桜)

       奈良七重 七堂伽藍 八重桜     松尾芭蕉   ならななえ しちどうがらん やえざくら 松尾芭蕉の俳句のなかでも、固有名詞だけの特筆な句だそうです。 解釈は諸説あるようで、奥は深いみたいです。 八重に咲き八重に散る。 一足遅く咲く八重桜は華やか絵にも句にもしたくなります。 そんな八重桜で今... 続きをみる

    nice! 1
  • 家紋で遊ぶ(連翹)

    世間では桜にばかり注目する季節ですが、同じ季節に野にも街にもどこでも目にする連翹の花です。 植物学的にはありふれた花ですが、家紋学的には特筆な家紋です。 「連翹」紋は上図の四点だけで、藤原公季流の公家が用いた家紋です。 他の花紋のように花を単独で描いた紋はありません。図の「三つ花連翹」はそれぞれ紋... 続きをみる

    nice! 1
  • 家紋で遊ぶ(梅)

    前回に続き梅で遊んでみました。 梅紋はより実写に近い「向う梅」としました。 写真を撮っていて判ったのですが、枝は「枝梅」の図ようではなく直線的でした。 そして花の向きも一定ではなく、図の様な写真にはなりませんでした。 裏梅ですが、図の検索で見てみましたが、流石に梅の裏側を撮った写真は見つかりません... 続きをみる

    nice! 1
  • 家紋で遊ぶ(源氏香)

        あなたを忘れられないでいる私を     もうこれきりに忘れてしまうあなたこそが     世間に流されてなびく心の持ち主なのでしょうね 源氏物語は愛欲渦巻く人間関係が複雑で、私にはとてもついていけません。 今年は寒さが続き、ようやく梅が咲きました。 「梅」紋は図数が多いですが、その中で今の季... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(源氏香)

    「松風の 落葉か水の 音涼し」松尾芭蕉も詠っている松風ですが、どの様な風なのかわかるようでわからないですね。 涼しいけど痛そうな感じですかね。 明石の君を残し山里に帰った明石尼君が詠んだ歌だそうです。 源氏物語の昔から多くの歌人に詠まれて来ました松風を探しに行きますか。        

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(扇)

    前回に続いて扇の家紋についての話です。 見てのとうりに開き扇です。十本骨扇は実物と家紋と骨の数は同じですが、 多は違っています。白無地の五本骨扇を手に入れる事が出来ませんでした。 絵の入った飾り扇は有ったのですが、高価なので止めました。 色々な物を買うのに、一つにつき1.000円以上は使わない事に... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(扇)

    家紋で遊ぶとして、今までは植物を題材として実写をして来ましたが、 今回は物の家紋の実写を掲載しました。 家紋の中で物は多義に亘りますが、その中で生活具の扇です。 骨扇とは字のとうりに扇の骨です。しかし骨だけなんて何処にも売っていません。 骨だけ使う人なんていないですよね。 なぜこんな家紋があるのか... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(南天)

    南天は難を転ずるといい、昔から玄関先や鬼門の方角に植えられました。 お正月には、千両の実と同じ赤い実が縁起物として用いられて来ました。 そして実の少ない冬には、小鳥達にとっては貴重な食べ物ですね。 ちなみに、千両万両の家紋はありません。

    nice! 5
  • 家紋で遊ぶ(紅葉)

    もうすっかり散ってしまいました。 落葉も日が経つと乾燥してカサカサになってしまうので、 木の下に居て落ちたのを直ぐ拾いました。 家紋で季節を味わう。これも楽しみの一つですね。 家紋資料では「楓」となっていますが、あえて紅葉としました。 どう見たって紅葉ですものね。

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(銀杏)

    今日は銀杏並木が、銀杏吹雪でした。 歩道が黄色く染まった晩秋の道で、拾った銀杏で撮りました。 先人達も、この様に黄色く色づいた葉で家紋を意匠したのでしょうね。 立ち銀杏と一つ銀杏の違いは、茎の曲りですが、 真っ直ぐなのが以外と少なかったです。

    nice! 3
  • 家紋で遊ぶ(源氏香)二

    蝉が殻を脱ぎ捨てるように 小袿だけを残したあなただが それでもやはり人柄が懐かしく感じる 源氏一七歳の時に空蝉に送った歌だそうです。 源氏香の空蝉には、絵入りの意匠はありませんので、 公園に行き蝉を抜け殻を探し、この様に意匠しました。 抜け殻は、葉の裏に着いていました。脱皮の時に襲われないための知... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(源氏香)一

    仏教伝来と共に伝わった香。 その香を嗅ぎ分ける、香合せのあ遊びが流行ったのが平安時代。 そして江戸時代。その遊びは庶民に広まりました。 それを『源氏物語』の五十四帖に意匠して、香合せの遊びとした符号を紋章 としたのが源氏香です。 なので符号は五十四種あり、それぞれ源氏物語の名がついています。 そし... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(朝顔)2

    前回に続き外郭紋の朝顔です。 図の様に正確にはいきません。多少のずれや曲りは笑ってやって下さい。 亀甲は亀の甲羅を手に入れる事は出来ませんので、ベッチンを切り抜き作ってみました。 扇は100円ショプで、白無地のが1本100円で売っていました。 季節限定商品でしたね。 話は変わりますが、大河ドラマ「... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(朝顔)

    そろそろ朝顔の時期も終わりですね。 我が家で咲いた朝顔で撮りました。それに朝顔は切花では売っていませんからね。 この様に朝顔の写真を撮るのは初めてでした。 花びらが弱く直ぐにだらーんとなって、思ったよりも難しい撮影でした。 それに比べて葉は強くシャキッとしてます。 写真にしてみると花よりも葉の方が... 続きをみる

    nice! 1
  • 家紋で遊ぶ(蔦)2

    今回は鬼紋と輪紋にこだわってみました。 植物学的には鬼は存在しませんが、家紋では植物系の家紋に鬼紋は多くあります。 それも葉紋に多いですね。葉の先を鋸状に意匠した図が鬼紋です。 もっとも柊には鬼紋はありません。柊紋全体が鬼ですからね。 「抱き柊」 蔦の葉は殆んどが、先がギザギザになっています。 「... 続きをみる

    nice! 1
  • 家紋で遊ぶ(蔦)

    「蔦がからまる白い壁、   細い影長く落として    一人の私は     こぼす涙さえ忘れてた」 こんな歌詞がありましたね。 蔦は宿木ともいい、万葉の昔から色々な歌に詠われてきました。 蔦が這うカフェのテラスで、ブラックコーヒーを。 現代ではこんな感じですかね。 代表的な家紋で、藤堂高虎の家紋とし... 続きをみる

    nice! 2
  • 家紋で遊ぶ(茗荷)2

    茗荷紋は食物紋のなかでは、使用頻度や変化の形の多さでは上位です。 その中でも、圧倒的に使用頻度の多い形が「抱き茗荷」です。 外の茗荷は何処へ行ってしまったのだ。というぐらいに見かけるのは「抱き茗荷」 です。そんな「抱き茗荷」を色々な紋で遊んでみました。 扇地紙。紙(昔は和紙)を扇形に切ったもので、... 続きをみる

    nice! 5
  • 家紋で遊ぶ(茗荷)

    家紋の中には想像したもの架空のものがありますが、大体は実物を意匠したものです。 そこで実物で実際に、家紋を作ってみました。夏が旬の茗荷で。 実物は図の様に、きちっとした線でという訳にはいきませんが、まあ遊びですから。 身近にある物で、なるべくお金をかけずに作って行きます。 細輪は鉢植え朝顔の針金の... 続きをみる

    nice! 3