家紋のブログ

家紋あれこれ

会社勤務の頃、業務上どうしても家紋を覚える必要がありました。
現役を離れて数年が経ち、ウォーキング中にふと見上げた蔵の家紋に昔の記憶が甦りました。
お寺や神社、旧家の蔵、商店の看板やのれん、お墓など見て歩いています。
学術的な難しい事は解りません。あくまでも見て楽しむ。
珍しい家紋に出あった時の嬉しさ、そんな価値観を共有出来る方がいれば嬉しく思います。

家紋見て歩き

今日は市中ではなかなか見かけない、少数派の家紋を紹介します。
☆瓶子。これは神棚へお神酒を入れてお供えする、白い徳利のような器の事です。
 戦国時代劇などで、武将達が酒を酌み交わす場面によく出て来ますね。
 それに飾りを着けて、意匠化したものです。
☆亀甲。字のとうりに亀の甲羅を六角に意匠したものです。
 それが三つ盛っていて、繋がっているので「持ち合い」と言います。
 離れていれば「三つ盛り亀甲」で、亀甲の内に紋が入っていれば、

  「三つ盛り亀甲に花菱」と言います。

☆松皮菱。菱形の意匠で、松の皮に似ているとの事でこう呼ばれています。
 白抜きの縁取りだけの紋の事を、中陰と言い殆んどの紋にこの意匠があります。
☆輪違い。字のごとく。二つ輪が基本で、九つ輪まで色々な形があります。
 知恵の輪。遊びませんでしたか。そんな輪も含まれています。
この様な珍しい家紋に出合うと、少しばかり心が躍りますね。