家紋見て歩き(四半旗)
前回に続き甲冑兜の展示会で飾ってあった四半旗についてお話しします。
ご存じのように、戦国時代は武士が背に着けて百花繚乱でした。
これは相討ちを防ぐのも大きな役目ですが、遺体の識別も大切な役目だったのです。
何千何万の軍勢では、戸籍も無い時代に何処の誰かなんて判らないですよね。
家紋の話に戻しましょう。
今回注目したのは、少し大きく掲載した「銭九曜」です。
「長谷部銭」とも言います。星九曜の意匠からこのように言います。
この家紋について係の方に聞いたら、当の本人が居ると紹介してくれました。
その方は正しく長谷部さん。長谷部銭の長谷部さんにお目にかかれるとは、こんな出会いもあるんですね。
見物客が多くバタバタしている場なので、詳しい話は出来ませんでしたが、銭の中の四角はあえて大きくしてあるとの事でした。通常の大きさだと遠くから見ると丸に見えてしまうからというのが理由でした。(中が丸なのは蛇の目紋です。)
源氏の勇将「長谷部信連」を祀ってある、石川県穴水町の長谷部神社の神社紋は「長谷部銭」です。こちらの長谷部さんが関係あるのかは、聞いていませんので定かではありませんが、何かロマンを感じる出会いの時間でした。
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