家紋見て歩き(本丸御殿)
川越城本丸御殿です。川越城の一部ですが、いわゆるお城のイメージではないです。
平城ですから遠くからは見えませんし、近くに行ってもこれがお城という感じです。
どちらかというと、お寺の本堂のような感じです。
内部も装飾的な物は一切なく、他の観光地のお城とはだいぶ違います。
その中で、私の目を引いたのは、奥で三人の家臣が談義をしている情景です。
お城に詰める侍ですから、当然家の家紋を付けています。
当時の人物の識別は名前ではなく、家紋で「どこどこの家のものだ」だと判断していたそうです。なので各家の家紋お覚えなければならなかったそうです。
江戸時代には、各地大名家紋一覧帖なる本が出回っていました。これは侍にとっては大切な参考書ですね。
勿論町人の間でも読まれていまして、参勤交代の大名行列の家紋を見て、あれはどこの殿様の行列だなんて話をしていたのでしょうね。
細輪に一の字の家紋ですが、この一の字の字紋は多く使われています。
一は物事の始めであり秀でているという意味だそうです。
丸に五三の桐に一の字
この様に他の家紋と合わせて使う例が多いです。
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