家紋のブログ

家紋あれこれ

会社勤務の頃、業務上どうしても家紋を覚える必要がありました。
現役を離れて数年が経ち、ウォーキング中にふと見上げた蔵の家紋に昔の記憶が甦りました。
お寺や神社、旧家の蔵、商店の看板やのれん、お墓など見て歩いています。
学術的な難しい事は解りません。あくまでも見て楽しむ。
珍しい家紋に出あった時の嬉しさ、そんな価値観を共有出来る方がいれば嬉しく思います。

家紋見て歩き(瓦紋)

日常生活の中で空を見上げる事はあっても、屋根を繫々と見上げる事はありませんね。
そんな屋根の瓦に注目して見ました。
上の写真の様な瓦は、一般住宅では瓦屋根は少なくなり、瓦に意匠を施すような事は殆んど見かけません。
見かけるのは、お寺・神社・商家などです。今回はその商家の瓦についてです。
商家の瓦のその殆どが、屋号の一文字を意匠しています。
漢字かカタカナでひらがなはあまり見かけません。
そして特徴的なのは、字の上に山形をあしらっている事です。
日本の山は富士山を始め、信仰の対象になつている山が多いです。そんな山への畏敬の念から山形紋が意匠されたようです。
その山形ですが浅山形になっています。家紋資料でいう山形では山が急すぎて字とのバランスが上手く取れないからだと思われます。

山形紋
上図の様な組み合わせの家紋は資料にはありませんので、一部は私が創作しましたので瓦紋に忠実でない事はお許し下さい。
次に歩く時は屋根も見上げみて下さい。単眼鏡もお忘れなく。