家紋見て歩き
お祭りに提灯は付き物です。形も色々ありますね。
電気の無い時代は懐中電灯替りで、時代劇によく出てきますね。
辻斬りが提灯をばっさりと切って、燃え上がる。中は蝋燭ですからね。
今はLED電球。切られても燃える事はありませんね。
さて、その提灯に描いてある家紋についてです。
「丸に陰三つ葵」
江戸城の北の番城であった川越藩。江戸幕府の大老や老中を務めた要人が、
藩主を務めています。当然「徳川三つ葵」の紋を使う事は、許されていたので
しょうね。このお祭り提灯がなぜ陰紋なのかは、聞いてはいません。
「結び雁金」
渡り鳥のガンを意匠したものです。顔は可愛く描けていますが、羽がひねって
いては飛べませんよね。これを考えた人は、ガンで実際にやってみたのですかね。
こちらが飛んでいる「丸に三つ飛び雁金」です
ちなみに、「右向き結び雁金」もあります。お間違いなきように。
「南部鶴」
奥州盛岡藩主。南部家の家紋です。
南部藩とも呼ばれていて、いまだに東北では南部の名が多く使われています。
ここでこの家紋に出合えるとは、驚きの一言です。
どういう所縁で、ここに「南部鶴」が飾ってあるのか、お祭りの喧騒のなかで、
話を聞く事はとても無理でした。
「丸に蔓柏」「笹竜胆」は前に書いていますので省略します。
日本中のお祭りに出て来る、「巴紋」は次の機会にお話しします。
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