家紋のブログ

家紋あれこれ

会社勤務の頃、業務上どうしても家紋を覚える必要がありました。
現役を離れて数年が経ち、ウォーキング中にふと見上げた蔵の家紋に昔の記憶が甦りました。
お寺や神社、旧家の蔵、商店の看板やのれん、お墓など見て歩いています。
学術的な難しい事は解りません。あくまでも見て楽しむ。
珍しい家紋に出あった時の嬉しさ、そんな価値観を共有出来る方がいれば嬉しく思います。

家紋で遊ぶ(扇)

家紋で遊ぶとして、今までは植物を題材として実写をして来ましたが、
今回は物の家紋の実写を掲載しました。
家紋の中で物は多義に亘りますが、その中で生活具の扇です。


骨扇とは字のとうりに扇の骨です。しかし骨だけなんて何処にも売っていません。
骨だけ使う人なんていないですよね。
なぜこんな家紋があるのか、多聞遊びでしょうね。
右にある二十五骨扇は、下の閉扇の紙を剝がしたものです。
これをばらして、各本数にて撮影したのです。


十本骨扇までは、実用ではありません。この本数で扇ぐのは強度的に無理です。
飾り扇として三本・五本・七本骨扇ぐらいまでですかね。
舞踊や舞台などで使うのが十本や十一本骨扇等です。他の骨本数の扇もあります。
骨が少ない分、さっと開きます。でも扇いだりしませんね。
機会がありましたら、扇の骨の数を調べてみて下さい。